染色堅牢度(せんしょくけんろうど)とは?

(有)津田産業で、生産するゴム紐平ゴム丸ゴムのほとんどは、生成色(染色せずに、糸のそのままの色)での出荷です。

ポリエステル糸使用の場合は、黒色の時、原着糸(元々黒色の染料やカーボンを練りこんで紡糸された糸)を使用する場合があります。また、染色する場合は、一般的に分散染料を使用します。

ナイロン糸使用の場合は、女性用下着等に使用される場合も多いので、生成で製作して、その後、染工場で染めてもらう場合もあります(後染め)。ナイロン糸を染色する場合は、一般的に、酸性染料を使用します。

綿糸やレーヨン糸の染色の場合は、一般的に、直接染料や反応染料を使用します。

染色堅牢度せんしょくけんろうど)とは、スライバー染めや糸染め(先染め)、または、製品染め(後染め)にて染色する場合に、日光などの光や汗、洗濯・ドライクリーニング、摩擦、アイロン等の熱、塩素、酸やアルカリ、水等各種の外的な要因に対する染色の丈夫さの度合いのことを言います。もっと簡単に言うと、染色した色の変わり難さや色落ちのし難さをいいます。

染色堅牢度の確認試験は、染料等で染色された生地の色が、日光・電灯の光や汗、洗濯・ドライクリーニングなどの外的要因によって、変色や退色したり他の生地へ色移り(汚染・移染)したりする度合いを確認するための試験です。

(汚染や移染などの色落ち色泣きに関しては、染色工場にて、しっかり洗浄すれば防げる場合が多いです。)

染色堅牢度試験は、Qテック(一般財団法人日本繊維製品品質技術センター)やボーケン(一般財団法人ボーケン品質評価機構)、KAKEN(一般財団法人カケンテストセンター)などの公的機関へ依頼すると試験してもらえます。

染色堅牢度試験の種類
染色堅牢度の判定には人間が目で見て色差を判定する視感法と測定機器による測色を行う計器法がありますが、一般的によく用いられる視感法について説明します。 「JIS L 0801染色堅牢度試験方法通則」に基づいて判定を実施します。判定には、変退色汚染の2種類があります。
● 変退色とは
変退色とは、変色(色相の変化)・退色(色あせ)のことを言い、試験を実施した試料自体の色の変化の度合いを評価します。
● 汚染とは
汚染とは、他の生地を汚してしまう色移りのことを言い、試料の生地に縫い付けた白い添付白布への色の染着具合を評価します。添付白布は、一般的な染色堅牢度試験の場合、綿、ナイロン、絹等から2種類を選び、試験片に縫い付けます。

一般的には、染色堅牢度の等級値(グレード)は1級から5級までを半階級刻みで表します。全部で、9段階あります。数値が大きいほど良い結果を表し、5級、4-5級、4級、3-4級、3級、2-3級、2級、1-2級、1級の順で低くなります。数値が大きいほど良い結果を表し、等級は、1級が最も低く、5級が最も高いです。(但し、耐光堅牢度に関しては、8級が最も高いです。)変化を数値で表すことで、直接現物を見ないでも、色落ちの程度を客観的に伝えることができます。

一般的には、衣料用としては、4級以上の染色堅牢度があれば、通常の使用に関しては、問題ないものと思われます。

(但し、濃色で染色した繊維製品を始めて洗濯するときは、他の淡色系の繊維製品と一緒に洗うのは避けた方がいいと思います)

 

色泣きとは、染色された濃淡(白を含む)のある生地において濃部から染料が流れ出し(滲み出し)、淡色部及び白色部を汚染させることを言います。

染色堅牢度試験結果の1例

上の画像は、Qテックでの染色堅牢度試験結果の1例です。ここでの試験は、耐光、洗濯、汗、摩擦、色泣きの各種染色堅牢度の級数が掲載されています。4-5級以上あれば、合格と言えますので、耐光以外は合格と言えます。