FTYタイプのマスクゴム（丸ゴムタイプ）をゴム紐の専門家が紹介します

FTYタイプのマスクゴム（丸ゴムタイプ）の紹介です

上の画像は、FTYタイプのマスクゴム（丸ゴムタイプ）のサンプル拡大画像です。

FTYタイプのマスクゴム（丸ゴムタイプ）は、極細のウーリーナイロン糸を、極細のポリウレタン弾性糸にカバーリングをして作ったFTY（フィラメントツイスティッドヤーン）を、多数組んでで製作した、太くて伸びのある、ソフトなパワーのマスクゴム（丸ゴムタイプ）です。

極細のFTY（Filament twisted yarn）は、パンティストッキングで使用されるような、とても伸縮する糸です。

（20/70や、20/100などと表記して、20デニールの細いポリウレタン弾性糸に70デニールや100デニールのナイロン糸をシングルカバードした横巻糸（SCY）を製紐機に掛けて組み上げます。）

カラー展開は生成のみです。

特徴としては、伸びが、約2.5倍と大きく、ポリウレタン弾性糸も極細の糸の集合体で、断面積も大きいので、マスクゴムとして耳に掛けても、接触面積が大きいので、耳が痛くなったり、痒くなったりすることがありません。

平タイプの製紐機に掛ければ平断面タイプのFTYタイプのマスクゴムとなります。

品名　　　：　FTYタイプのマスクゴム（丸ゴムタイプ）

幅　　　　：　約3.2ミリ

仕立長　：　　ご相談

カラー　：　生成

伸度　：　約2.5倍

素材　　：　ナイロン　/　ポリウレタン

FTYとは？

FTYとは、「糸や弾性糸を芯にして、その上に、外側から螺旋状に長繊維の糸を巻きつけて出来上がった糸」です。

FTYの語源は？

FTYとは、Filament Twisted Yarn（フィラメント　ツイスティッド　ヤーン）の略語です。

FTYの作り方は？

カバーリング機を使用して、伸縮性のあるポリウレタン弾性糸や天然ゴム糸、長繊維を軸にして、細番手のナイロン糸、ポリエステル糸などの長繊維のフィラメント糸を撚りを掛けて巻きつけた極細の加工糸のことです。

○FTYの意味を分かりやすく説明すると、長繊維の糸や弾性糸を芯にしてその上に螺旋状に長繊維の糸を、螺旋状に（1回、または2回）巻いて作った糸ということです。

○FTYの外側は、ポリエステル糸やナイロン糸で螺旋状に巻かれているので、見た目は、普通の糸のように見えますが、芯糸には、ポリウレタンのような弾性糸が入っているので、設定伸度（例えば約2.8倍など）まで伸びる糸となります。

FTYには、SCYとDCYの2種類あります。

FTYの内、糸を二重に巻く場合は、DCY（Double Covered Yarn：ダブルカバードヤーン）、1回だけ巻く場合は、SCY（Single Covered Yarn：シングルカバードヤーン）と呼びます。

SCYには、パンティーストッキングや靴下の材料としても使用されている伸縮性のある加工糸があります。

また、DCYの太番手のものは、織ゴムや編ゴムなどの平ゴムの原材料の弾性糸として、そして、単体として包装資材用の丸ゴム（横巻ゴム）として使用されています。

FTYタイプのマスクゴム（丸ゴムタイプ）などのマスクゴムや各種ゴム紐のことなら、何でも気軽にご相談ください。

お待ちしています。

CSYとは？

CSYとは、Core Span Yarn（コア　スパン　ヤーン）の略語です。

紡績機（ぼうせきき）を使用して、伸縮性のあるポリウレタン弾性糸・天然ゴム糸や長繊維の糸を軸に、綿や羊毛などの短繊維の糸や、合成繊維などの長繊維のステープル糸（スパン糸）を紡績しながら巻きつけた加工糸のことです。

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この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。