セシール法はゴム紐(ゴムひも)の耐久性・耐候性の試験方法の1つです

ゴム紐(ゴムひも)の耐久性、耐候性の試験方法について説明します

ゴム紐(ゴムひも:平ゴム(織ゴム)や丸ゴム)には、天然ゴム糸ポリウレタン弾性糸が等間隔に入っていて、引っ張った状態で生産しそして縮み、そのおかげで伸縮性があります。

(ゴム紐・平ゴムは、伸び縮みします。)

外から見た感じは、ほとんど同じように見えるゴム紐でも、使用状況や置かれた環境によって、すぐに伸びきってしまったり、長い年数経過しても、それほど劣化していないゴム紐もあります。

また、ゴム糸の太さやゴム紐の作り方(生産時の弾性糸の引っ張り具合)などによってもゴム紐の耐久性は、大きく変わってきます。

ゴム紐の耐久性を数字で比較して、調べる方法があります。

(通常の長い年月の使用の代わりに)洗濯や紫外線や熱や数多くの引っ張りの後、キックバックの力がどれくらい残っているか?を数字で比較してゴム紐耐久性、耐候性の優劣を判定します。

様々な試験方法がありますが、ここでは、セシール法という耐久性の試験方法を紹介します。

「ゴム紐類耐久性試験 セシール法」

平成6年7月1日制定

セシール法の判定基準

疲労試験後の保持率が共に60%以上とする。
疲労試験後の保持率が共に70%以上とする。(1998.3.23改定)

セシール法の試験方法

【1】疲労試験(1サイクル)
a ビーカーに0.5%のマルセル石鹸を入れ、その中に資料を浸漬し沸水中で1時間加熱、処理後は水洗乾燥する。
b ギャーオーブン(80℃)で24時間処理する。
c サンシャインウェザーメーター(Bパネル温度63℃・18分/120分噴霧)で8時間処理する。
※(別法)サンシャインウェザーメーターに替え、カーボンフェードメータで2時間ごとに噴霧器により資料を湿潤させる方法(平成6年10月高松試験室確認済み)
d デマッチャー試験機で450回伸長を繰り返す。
掴み間隔6cm、伸長率2.5倍(150%)
【2】引張応力の測定(N=3)
a 条件   ※掴み間隔  5cm
※伸長率   2.0倍(100%)
※初荷重   無し
※引張速度  20cm/分
※繰返し回数 3回
b 測定   40%、80%の伸張時と収縮時の応力を測定する。

セシール法の試験については、カケンQテックボーケンなど公的検査機関へ依頼すれば、試験してもらえます。

(当社にて、試験を依頼する場合は、かほく市内に、Qテック(一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター 高松試験室)があるので、そちらで試験してもらいます。)

試験後に、初期のキックバックの力(応力)の70%以上の力があれば合格となります。

セシール法の試験は、通常使用するであろう、洗濯や熱、直射日光、引っ張りの応力を掛けて、長時間使用後のゴム糸(弾性糸)の劣化の度合いを比較検討するための指標となります。

ゴム紐耐久性の良さというのは、見た目では、簡単に分からないものです。

伸縮を繰り返し、洗濯を何回か繰り返しても、製造時のゴム紐の100%伸長時のパワーをほぼ維持しているゴム紐は、耐久性耐候性が良く、丈夫なゴム紐と言えます。

一般的には、太い弾性糸(天然ゴム糸やポリウレタン糸)を使用すると耐久性がよくなります。

また、弾性糸を引っ張りすぎた状態で、生産しないことが大切です。

引っ張りすぎて生産すると、縮んだ状態でも弾性糸に応力が掛かっているため、劣化しやすいのです。

(これは、ゴム紐を分解してみるとある程度わかります。)

また、長期間の場合、保管方法によっても耐久性が変わってきます。

保管する場合は、直射日光の当たらない、乾燥した、常温の場所でビニル袋等で密閉して保管すると劣化しないで保存することが可能です。

(注)セシール法セシールという名前は、大手下着販売会社のセシールさんが、最初に、ゴム紐耐久性の試験法として採用されたからだと聞いています。

耐久性・耐候性の良い平ゴムを紹介します

伸びが約2.8倍あるので、DCYの入り率も良く、耐久性・耐候性が良くて着け心地の良い平ゴムです。

TXシリーズ 高品質・高耐久性の編ゴムの紹介 天然ゴム糸使用

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    この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。