組紐・テープ・リボンについて説明します
組紐やテープ、リボンは、とても伸縮性のある天然ゴム糸やポリウレタン弾性糸などを使用せずに、衣料用繊維のみで織ったり、編んだり、組んだりして製作した、丸断面や平断面の繊維製品です。
組紐の読み方は?
組紐は、「くみひも」と読みます。
組紐は、製紐機で、製作します。
製造機械の違いで、組紐の他には、織り紐(おりひも)、編み紐(あみひも)などがあります。
組紐やテープ、リボンにも、いろんな種類のものがあります。
組紐の形状は?
断面形状で言えば、平紐(ひらひも)、丸紐(まるひも)があります。
袋状(筒状)の紐は、袋紐(ふくろひも)と呼ばれます。
組紐、テープ、リボンとゴム紐(ゴムひも)の関係は?
上の画像は、ゴム紐(ゴムひも)分類表です。この中の⑥、⑦、⑧、⑨、⑩の藤色の部分が、組紐、テープ、リボンです。
ゴム紐(ゴムひも)が一番の大集合です。
その中に組紐(組みひも)、テープ、リボンが含まれます。
まとめて説明すると
ゴム紐(ゴムひも) ⊇ 平組紐、テープ、リボン となります。
製紐機で製作する繊維製品は、組み紐(組みひも)と呼びます。
ニードル織機や、ラッセリーナやコメットの経編機で製作する繊維製品は、丸断面の場合、織り紐(織りひも)、編み紐(編みひも)と呼びます。
そして、平断面で厚みの薄いものは、テープ、または、リボンと呼びます。
組紐、テープ、リボンの用途、使い道
紐(平断面と丸断面の両方あります)の場合は、靴紐や、巾着の紐、スポーツウエアなどのウエストの腰紐、帯締め、仏具・経典・巻物やお守りの付属品等に使用されます。
また、飾り紐としてミサンガなどにも使用されます。(丸紐と平紐があります。)
テープやリボン(平断面のみです)の場合は、頭髪を結ったり、ラッピングリボン、腕章、テープカット、メダル・勲章、トロフィーリボン、ペナント等に使用されます。
組紐、テープ、リボンの種類
アクリルカラーコード
アクリルカラーコードは紡績された(短繊維のスパン糸)アクリル糸を、丸打ちの製紐機で組んだ、丸断面の袋紐(中に芯糸を入れる場合もあります)です。
体操着のウエスト部分や、巾着やバッグの紐などに使用されます。
ポリエステルカラー江戸打ち紐
ポリエステルカラー江戸打ち紐は、長繊維のポリエステル糸を使用しています。
そのため、少し光沢感があります。
江戸打ちという打ち方で組んであります。
太目の糸を使用して粗く組んでいます。
ポリエステルカラー袋紐
ポリエステルカラー袋紐は、先染めのポリエステル糸で組まれた袋状(筒状)の組紐です。
カラー展開が、全50色と豊富なので、衣料用や包装資材用に広範囲に使用されています。
プリント加工をしたり、リング加工(輪加工)をすることも可能です。
また、セルチップ加工をして靴紐にしたり、IDカードホルダーのネックストラップ等に加工することもできます。
サテンリボン・サテンテープ
サテンリボン・サテンテープは、光沢のあるフィラメント糸を、朱子織(しゅすおり)にて織り上げたリボン状の細幅織物です。
主にラッピングリボンやラッピングテープに使用されます。また、スカート吊りテープとしても利用されます。
綾テープ
綾テープは、綿やアクリルなどの繊維を綾織(あやおり)にて織り上げたリボン状のテープです。
主に綿製品の縫い目の補強テープとして使用されます。(メンズトランクスの股の部分など)
中央部で斜め方向の模様が反対になるA綾テープ、または、杉綾テープがほとんどです。
ウーリースピンテープ
ウーリースピンテープは、高捲縮のウーリーナイロン糸やウーリーポリエステル糸を使用して製紐機で組んで製造する伸び止めテープ(補強テープ)です。
主に、セーターやトレーナーなどのニット製品の肩の縫い目、裾や袖口に使用されます。
滑り止めテープ
滑り止めテープは、先染めのポリエステル糸で織ったテープの中央部に2本のライン状にポリウレタン弾性糸を浮かせて織り込んで、そのポリウレタン弾性糸の静止摩擦力で滑り止め効果を持たせたものです。
主に、メンズのパンツ(特に、ゴルフウエアなど)のウエスト部分の内側に縫い込んで使用します。
ポリエステルカラー撚紐
ポリエステルカラー撚紐は、三つ編みのロープ状の組紐です。
ロープ製造用の特殊な機械を使用しています。
また、ウーリー糸ではなくて、フィラメント糸を使用しているので、光沢感があります。
綾竹コード(綾竹テープ)
綾竹コード(綾竹テープ)は、平打ちの製紐機で製造される平断面の組紐(テープ)です。
綾竹コードは、芯糸と組糸からなっているので、引張りに強いテープです。
セーラーテープ(セーラーライン)
綾竹コードの中で、セーラー服のラインに使用されるものは、セーラーテープ(セーラーライン)と呼ばれます。
セーラーテープは、平打ちの製紐機で作られる平断面の組紐です。
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この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。
越野勤(こしのつとむ)は、石川県かほく市にある1935年創業で88年の歴史のゴム紐製造販売の有限会社津田産業直販部(かほく支店)の営業部長・問合せ担当で、サイト運営者・著者・ゴム紐の権威、専門家・ゴムプロ:gomuproです。
年齢は66才です。(2024年現在)
1980年に信州大学繊維学部繊維工学科卒業で、大学時代の4年間は、糸や繊維、ゴム紐、織物・編物・製紐・染色・プリントの勉強をしました。広幅織物製造工場で、撚糸、整経、製織等。細幅織ゴム、編ゴム製造工場でカバーリング、生産、染色、品質管理、生産管理、在庫管理の作業等。製紐工場で製紐を学び、営業、インターネット販売をするなど、約55年間ずっと、繊維業界で企画・製造・販売・マーケティング(販促)の仕事を経験してきました。
現在、㈲津田産業直販部でゴム紐の企画、製造販売、マーケティングを担当しています。(約5年間)
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