ゴム紐のゴム糸(弾性糸)の入り率について

 

ゴム紐耐久性というのは、見た目では全くわかりません。そして、どんなに高級な洋服でも、もしも非常に耐久性の悪いゴム紐を使用していた場合、数回の洗濯後に伸びきって使用不能となる場合だってあるのです。そんな時に、縫い糸を解いてゴム紐を外して、入れ替えて綺麗に縫い直すというのは、至難の業なのではないでしょうか?

ゴム紐耐久性を調べるための指標の一つに、「ゴム糸(弾性糸)の入り率」があります。

入り率とは、ゴム紐をある一定の長さ(例えば10㎝)に切って、そのゴム紐を構成する糸やゴム糸を解きます。(DCYを使用している場合は、カバード糸も解きます。)

一例として、10㎝の長さのゴム紐を分解して、完全に解いた、ベア(裸)のゴム糸をフリーな状態で長さを測り、それが、7㎝だった場合、

(7cm ÷ 10cm)x 100 = 70%

となり、70%の入り率ということになります。

 

一般的に、天然ゴム糸使用のゴム紐の場合、約70%程度の入り率

ポリウレタン弾性糸使用のゴム紐の場合は、約97%程度の入り率

が普通です。

この数字よりもはるかに低い数字の入り率だった場合、ゴム紐耐久性は非常に悪いということになります。

例えば、ポリウレタン弾性糸使用のゴム紐で、仮に60%のゴム糸の入り率だった場合、縮んだ状態の使用していない洋服の中のゴム紐であっても、ゴム紐の中のゴム糸は、常に40%程度引っ張られた状態であるということです。つまり、常に40%程度引っ張るような応力が掛かっているということで、劣化が早まるのです。

ゴム紐の中のゴム糸の入り率は、できるだけ高い方が耐久性が高いのです。

(そして、さらに言うならば、ゴム糸は、できるだけ太い方が耐久性がいいのです。)

 

結論としては、「ゴム糸は、(ゴム糸の直径の)太いのを使用して引っ張らずに製作したゴム紐の方が高耐久性である」ということです。