ジャングル試験(ジャングルテスト)は、衣料製品の劣化を計測する加速劣化試験です。

ジャングル試験(ジャングルテスト)とは?

ジャングル試験ジャングルテスト:jungle test)とは、人工皮革製品やゴム紐平ゴム等を含む衣料素材を人工的に熱帯のジャングルのような高温高湿の環境に置いて劣化を促進させ、耐用年数や劣化状態などの品質を評価する劣化促進テストです。

専用の機械内で、室温70℃湿度95%という過酷な環境を作り、(高温下で人工汗液飽和蒸気に触れさせて、)通常1年かかる劣化の速度を1週間に見立てます。

主に、PU(ポリウレタン)レザー(合成皮革フェイクファー)の加水分解による劣化の度合いを測る試験です。

ジャングル試験を具体的に例示すると次のような製品の品質評価試験があります。

・ソフトレザー: ソフトレザーの劣化具合と耐用年数を評価する試験で、通常10週間をクリアしたソフトレザーが合格基準となります。

・ポリウレタン合成皮革生地: ポリウレタンは空気中の水分などにより加水分解され、強度が低下する性質があるため、劣化のしやすさ評価の目安となります。

・ウレタンフォーム: ウレタンフォームの経年劣化を模擬的に再現する試験です。

・ランドセル: ランドセルの経年劣化を評価するため、6週間かけて6年分の劣化を再現する試験です。

特に、エステル結合(エステル系)のポリウレタンは、加水分解しやすく、強度が低下します。

エステル結合は、脱水結合なので、加水分解しやすいのです。

加水分解すると、ベトベトに濡れてボロボロになって劣化して使用不能となってしまいます。

例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)や、ポリカーボネート(PC)などは、加水分解を起こしやすいプラスチック・樹脂と言われています。

ゴム紐には、ポリウレタン弾性糸が使用されていますが、エーテル結合(エーテル系)なので、加水分解しにくいです。

ゴム紐に使用しているエーテル系のポリウレタン弾性糸は、エステル系のポリウレタンとは違い、加水分解しにくく、高湿度の環境下で劣化しにくいです。

加水分解とは?

加水分解(hydrolysis)とは、化合物が水と反応して分解する反応で、水解とも呼ばれます。

加水分解が起こる条件は、次のとおりです。

水分子は、分極しており、水酸化成分(-OH)は、部分的に負に、水素原子(-H)は、部分的に正に帯電しています。

水分子は、電荷を持った反応物や化合物の結合部位に結合します 。

温度が高いほど短時間で加水分解する傾向があります。

加水分解の読み方は?

加水分解の読み方は、「かすいぶんかい」です。

加水分解の英語表記は?

加水分解の英語表記は、Hydrolysis です。

ゴム紐の事で困り事等がある場合は、何でも気軽に質問・ご相談ください。

〒929-1171
石川県かほく市木津ハ64番地4
有限会社津田産業直販部(かほく支店)(屋号 TSUDATEX
TEL:050-3578-8098
FAX:076-285-0141

お急ぎの場合やとにかく質問したい、聞いてみたいという場合は、こちらの携帯電話へお電話ください。

心よりお待ちしています。
HP:090-1637-9983

担当:越野 勤ゴム紐の専門家ゴム紐の先生ゴムプロgomupro

MAIL:tsuda@tsudasangyou.com

越野勤

お問合せフォームこちらです。

津田産業は全国シェアNo.1の「石川県かほく市」の高品質・高耐久性のゴム紐をメーカー直販にてお届けします

㈲津田産業の創業88年の歴史がお客様への信頼・信用の証拠です

津田産業は安心・安全なゴムひもの専門店を目指します

お問合せはこちらから

    お名前 (必須)

    メールアドレス (必須)

    電話番号 (必須)
      

    メッセージ本文(住所や問合せ内容等を入力してください)

    写真添付がある場合はお使いください

    ※サイズの上限は5MBです

    このフォームでは確認画面は表示されません。上記内容にて送信されますのでよろしければチェックを入れてください。
    はい。このまま送信します。