- マスクゴムとは?
- マスクゴムの用途・使い道
- マスクゴムの素材や規格、物性、特徴について
- マスクゴムの物性についてのまとめ
- マスクゴムの種類
- メッシュタイプ(編ゴム)のマスクゴム
- マスクゴムの各種後加工、仕立て形状について
- 業務用の耳が痛くないおすすめ・人気の柔らかいマスクゴムの購入をご希望の方はこちらをご覧ください
- マスクゴム専門家がおすすめのマスクゴムは平ゴムタイプのマスクゴムです
- ゴム紐の事で困り事等がある場合は、何でも気軽に質問・ご相談ください。
- 津田産業は全国シェアNo.1の「石川県かほく市」の高品質・高耐久性のゴム紐をメーカー直販にてお届けします
- ㈲津田産業の創業88年の歴史と経験がお客様への信頼・信用の証拠です
- 津田産業は安心・安全なゴムひもの専門店を目指します
- お問合せはこちらから
マスクゴムとは?
花粉症対策やPM2.5対策用、ウィルス対策のために、一般消費者が家庭で使用する衛生マスクの耳部に使用されるゴム紐のことをマスクゴムといいます。
マスクゴムの用途・使い道
医療用マスク(medical mask)、サージカルマスク(surgical mask)や防塵マスク(dust mask)に使用されるマスクゴム(マスク紐)は、耳に掛けずに頭の後ろで結んだり、もう少し幅が広くてパワーの強い平ゴムが使用されることが多いです。
一般の方が個人で使用する布マスクや不織布製の通常のマスク(インフルエンザや風邪予防、花粉症対策マスク、PM2.5対策マスクなど)用のゴム紐は、耳に掛けるタイプのものが多く、断面形状によって、平ゴムと丸ゴムに分類され、平ゴムは、織ゴムタイプ、編ゴムタイプ、コールゴムタイプというように製造機械によって分けられます。
丸ゴムは、主に製紐タイプと丸編タイプ(リリアンタイプ)、横巻タイプ(カバーリングタイプ)の3つに分けられます。
マスクゴムに使用する場合に、平ゴムタイプと丸ゴムタイプのどちらが良いか?と質問される方がいますが、幅が通常(普通)のものであるならば、伸びとパワーが同じであれば、どちらも適したマスクゴムと言えます。
さて、マスクゴムは、パジャマゴム(パジャマのウエスト部分に主に使われるソフトなパワーの平ゴム)と同様に、マスク用の耳紐という用途や使い道によって、そう(マスクゴムと)呼ばれているようです。
尚、余ったマスクゴムの他の使い道(用途)については、適度な長さに切って、先端を結んで輪状にして、輪ゴムやヘアーリングゴムの代用としての活用方法があります。
マスクゴムの素材や規格、物性、特徴について
マスクゴムの素材
一般的なマスクゴムの素材は、糸は、ナイロンまたはポリエステルです。
特にウーリー加工を施した糸が使われます。
ナイロン糸は、柔らかい肌触りや風合いを良くするために高捲縮のウーリー加工糸が使われることが多いです。
マスク製造装置では、不織布フィルターの基布がナイロンやポリプロピレン繊維の場合が多いので、基布を熱で溶かしてマスクゴムを融着させます。
レーヨンなどの基布の場合は、ナイロン製のマスクゴムのナイロン糸を溶かして融着させます。
弾性糸は、ポリウレタン弾性糸を使用するのがほとんどです。
ポリウレタン弾性糸が使用されるのは、天然ゴム糸が肌に触れて起きる天然ゴムアレルギーを起こさないためだと思われます。
マスクゴムの規格(幅・サイズ)
マスクゴムの規格(幅・サイズ)については、丸断面の場合は、直径が約2ミリから約3ミリ幅程度で平断面の場合は、約3ミリから約7ミリ幅程度です。
(楕円断面は平断面に準ずるものとします。)
マスクゴムの物性と特徴
㈲津田産業のマスクゴムの物性については、伸び率が、約2.8倍から3.2倍くらいです。
100%伸長時パワーは、丸ゴムタイプの場合は、約80gfから100gfくらい。
平ゴムタイプの場合は、約100gfから140gfくらいです。
マスクゴムで平ゴムと丸ゴムの違いは、平ゴムタイプの方がパワーが強く、それは、平ゴムの方が肌に触れる接触面積が大きいからだと思います。
またパワーが大きくなると、耳がかゆくなったり痛くなったりします。
㈲津田産業のマスクゴムは耳が痛くならないように設計してあります。(マスクゴムの長さについては、必ず試着試験をして決めて下さい。)
マスクゴムの特徴は、風合いが柔らかい、耳に掛けても痛くない、痒くないソフトなパワーで、ソフトな肌触りであるということです。
他のゴム紐とは違って、直接肌に触れるからです。
耳が痛くない、痒くない、柔らかいマスクゴム、おすすめのマスクゴムとは伸びが約3倍あって2倍伸長時のパワーが100gfくらいのマスクゴムです。
伸びが大きいマスクゴムは多少のサイズ違いにも対応し耳が痛くなりません。
マスクゴムにとって最も大切なことは、伸びが大きくて耳が痛くならないということです。
耳が痛くならないためには伸びが大きいということの方が、見た目のふわふわ感よりも大切なことなのです。
マスクゴムの物性についてのまとめ
耳が痛くないおすすめのマスクゴムとは、伸びが約3倍あって2倍伸長時のパワーが100gfくらいのマスクゴムです。
見た目がふわふわ感のあるマスクゴムの中には、洗濯したり、スチームを掛けると、洗濯収縮、熱収縮等の寸法変化によって、ふわふわ感がなくなり、約15%以上短くなってしまい、使用不可能となってしまうものもあります。
マスクゴムの種類
織ゴムタイプのマスクゴム
上の画像は、織ゴムタイプのマスクゴムの1例です。
織ゴムタイプの場合、両端の耳部(端部)の形態が違うのが特徴です。
ニードル織機で生産します。
編ゴムタイプのマスクゴム
上の画像は、編ゴムタイプのマスクゴムの1例です。
この編ゴムタイプのマスクゴムは経編機で生産します。
丸編タイプ(リリアンタイプ)のマスクゴム
上の画像は、丸編タイプ(リリアンタイプ)のマスクゴムの1例です。
靴下やパンスト(パンティストッキング)、サポーターと同じ作り方で、原反の生地は、細い筒状になっています。
太めの糸を使用すると丸断面となり、細い糸を使用すると封筒のように平断面になります。
太めの糸を使用してローラーで挟むと楕円断面(中空)になります。
リリアンタイプは丸編機で生産します。
製紐タイプのマスクゴム(丸断面)
上の画像は、製紐タイプのマスクゴム(丸断面)の1例です。
ほとんどの丸ゴムタイプのマスクゴムは、8丸の機械で8本の糸が組むようにして作られています。
製紐タイプにはコールゴムタイプ(平断面)もあります。
この製紐タイプのマスクゴムは、は製紐機で生産します。
製紐タイプのマスクゴム(平断面)
上の画像は、製紐タイプのマスクゴム(平断面)の1例です。
画像の平ゴムタイプのマスクゴムは、9打の機械で9本の糸が組むようにして作られています。
4コールのコールゴムタイプ(平断面)のマスクゴムです。
製紐タイプは製紐機で生産します。
横巻ゴム(カバーリングタイプ)のマスクゴム
上の画像は、横巻ゴムタイプ(カバーリングタイプ・DCYタイプ)のマスクゴムの1例です。
丸断面です。
横巻ゴムタイプは糸が2重に巻かれてあります。
ダブルカバーリング機で生産します。
メッシュタイプ(編ゴム)のマスクゴム
上の画像は、メッシュタイプのおしゃれなデザインマスクゴムです。
経編機で生産します。
平断面で、厚みも薄くて、通気性・速乾性抜群です。
マスクゴムの各種後加工、仕立て形状について
通常の仕立形状は、ボビン巻にて出荷対応をしています。
お客様のご要望に応じて、マスクゴムの各種後加工をしています。
染色加工:ロットが大きい場合は、お客様のご希望の色に染色いたします。(後染め)
(対象:ナイロン製平ゴムタイプ、楕円リリアンタイプ等)
ハサミカット、ヒートカット:マスクゴムをお客様のご指定のサイズにカットいたします。
上の画像は、マスクゴムのハサミカット加工の1例です。
フェストン加工:マスク製造装置で使用される場合は、箱に流し込みをします。(収縮対策のための放反の必要がなく、連続加工が可能です。)
業務用の耳が痛くないおすすめ・人気の柔らかいマスクゴムの購入をご希望の方はこちらをご覧ください
日本製(国産)の耳に痛くないマスクゴム、業務用のマスクゴム、マスクゴム紐のことなら何でも気軽に(有)津田産業直販部にお問合せください。
心よりお待ちしています。
マスクゴム専門家がおすすめのマスクゴムは平ゴムタイプのマスクゴムです
数ある津田産業のマスクゴムの中で、特におすすめで耳が痛くない、洗濯耐久性が良いマスクゴム、柔らかい風合いのマスクゴムと言えば平ゴムタイプのマスクゴムです。
パワーが適度で、柔らかくて耳が痛くない高品質・高耐久性のマスクゴムで、老化・劣化しにくく長持ちします。
弾性糸(ゴム糸)に太いポリウレタン弾性糸を使用しています。
ゴム紐の事で困り事等がある場合は、何でも気軽に質問・ご相談ください。
〒929-1171
石川県かほく市木津ハ64番地4
有限会社津田産業 直販部(かほく支店)(屋号 TSUDATEX)
TEL:050-3578-8098
FAX:076-285-0141
お急ぎの場合やとにかく質問したい、聞いてみたいという場合は、こちらの携帯電話へお電話ください。
心よりお待ちしています。
HP:090-1637-9983
担当:越野 勤(ゴム紐の専門家・ゴム紐の先生・ゴムプロ:gomupro)
お問合せフォームはこちらです。
津田産業は全国シェアNo.1の「石川県かほく市」の高品質・高耐久性のゴム紐をメーカー直販にてお届けします
㈲津田産業の創業88年の歴史と経験がお客様への信頼・信用の証拠です
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この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。
越野勤(こしのつとむ)は、石川県かほく市にある1935年創業で88年の歴史のゴム紐製造販売の有限会社津田産業直販部(かほく支店)の営業部長・問合せ担当で、サイト運営者・著者・ゴム紐の権威、専門家・ゴムプロ:gomuproです。
年齢は66才です。(2024年現在)
1980年に信州大学繊維学部繊維工学科卒業で、大学時代の4年間は、糸や繊維、ゴム紐、織物・編物・製紐・染色・プリントの勉強をしました。広幅織物製造工場で、撚糸、整経、製織等。細幅織ゴム、編ゴム製造工場でカバーリング、生産、染色、品質管理、生産管理、在庫管理の作業等。製紐工場で製紐を学び、営業、インターネット販売をするなど、約55年間ずっと、繊維業界で企画・製造・販売・マーケティング(販促)の仕事を経験してきました。
現在、㈲津田産業直販部でゴム紐の企画、製造販売、マーケティングを担当しています。(約5年間)
糸や繊維、織物、ゴム紐のことについて、困り事があれば、何でも気軽に質問・ご相談ください。
丁寧に分かりやすく説明いたします。
越野勤(著者・サイト運営者)の紹介ページ
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越野勤は、賃貸アパートを経営しています。
マリンビューと言います。