ポリプロピレン繊維(polypropylene)について説明いたします

ポリプロピレン繊維とは

ポリプロピレンは、日本では1960年に製造技術が導入され、生産を開始しています。

当時は、「夢の繊維」「最後の合成繊維」などと、話題になりました。

今までほとんど顧みることのなかった石油の廃ガスから製造され、水に浮くほど軽く、しかも高強力を誇るという長所の反面、熱に弱く、染色性が悪く、黄変しやすいという短所があるため、衣料素材としてはあまり人気がなく、現在は衣料用途としては殆ど市販されていません。

しかし、プラスチック素材としては幅広い需要があります。

繊維製品としては、産業資材に使用されることが多いです。

ポリプロピレン繊維の化学式は?

ポリプロピレン繊維化学式は、[ C3H6 ]n です。

ポリプロピレン繊維の構造式は?

ポリプロピレン構造式

上の画像は、ポリプロピレン繊維構造式です。(コーティングマガジンのサイトより引用しました)

ポリプロピレン繊維構造式は、[ CH2=CH-CH3 ]n です。

ポリプロピレン繊維の英語名称は?

ポリプロピレン繊維の英語表記は、polypropyleneです。

ポリプロピレン繊維の英語での略称・略語は、PPです。

ポリプロピレン繊維の比重、水分率は?

比重:0.91

水分率:0%

ポリプロピレン繊維の特徴

比重が0.91と非常に軽いため、水に浮く。
水に濡れても、強度は全く変化しない。
殆ど水を吸わない(公定水分率0.0%)ため、水に濡れてもすぐ乾く。(疎水性が非常に良い。)
熱可塑性をもつ。
強酸、強アルカリに強く、腐食されない。また、虫害やカビの心配もない。
熱に弱い。(融点 約140℃)
染色しにくい。(顔料の原着練り込みのため、色数も少なく好みの色にすることが難しいです。)
紫外線の影響を受けやすい。(黄変しやすいです。)

ポリプロピレン繊維の用途

生活雑貨(カーペットのパイル地)

産業資材用(漁網、ロープ、帆布、テント生地等)

コールゴムコードゴムなどのゴム紐

マスクや紙おむつ用の不織布(融点が低いので表面の生地に使用されます)

(注:参考)原着糸とは?

原着糸とは、原料に顔料や染料を混ぜて着色して作られる糸のことです。

ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、アラミド繊維等は、染まりにくい繊維のため、原着糸で使用される場合があります。

原着糸の読み方は?

原着糸の読み方は、「げんちゃくし」です。

原着糸の英語表記は?

原着糸の英語表記は、Dope dyed yarn です。(原液着色糸という意味です)

原着糸の製法は?

原着糸は、化学繊維の原液に顔料や染料などの色材を加えて着色・練り込みして紡糸します。

原着糸の特徴は?

別途、染色をする工程がなく(水や電力を使用せず)環境負荷が少なくエコである
変色、退色、色移りしにくい
染まりにくい繊維に着色可能
色展開しにくい(小ロットでの染色ができないため)
熱収縮しやすい(染色工程が無いため熱履歴が少ない)

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    この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。