スリップインとは、平ゴムをハサミで切った時に、中のゴム糸(弾性糸)が、切り口から、ゆっくりと(少しだけ)中に入り込んでしまう現象です。スリップインは、製品不良の1つです。原因は、もともと引っ張られていたゴム糸が縮もうとしていて、経糸や緯糸がゴム糸(弾性糸)をグリップする力の弱さに問題があります。設計変更の必要性があります。スリップインしてしまうと、ゴム糸の無い部分は伸び切った生地だけとなってしまいゴム紐としては使用不可となってしまいます。伸びたゴム糸の部分は長いのでミミズが這ったようにジグザグになり、見た目が悪くなります。

ラテックスアレルギー(天然ゴムアレルギー)についてゴム紐の専門家が説明します