ポリウレタン弾性繊維(polyurethane)についての説明です

ポリウレタン弾性繊維(polyurethane)

ポリウレタンとはウレタン結合を有する重合体の総称で、通常イソシアネート基と水酸基を有する化合物の重付加により生成されます。

ウレタン(-NH・CO・O-)が介する結合をウレタン結合と言います

ポリウレタン系合成繊維は、アメリカの一般名称では、「スパンデックス」と呼ばれていますが、日本の家庭用品品質表示法では、「ポリウレタン」の用語を用います(欧州等では、エラスタン繊維と呼ばれることもあります)

(天然・合成ゴムは、繊維ではないので、品質表示をしません)
(繊維とは、鎖状高分子からなり、結晶質・非昌質が経方向に配向しているものをいいます)

(太さの単位は、長繊維なので、デニール;d、または、デシテックス;dtex を使います)

製造原料や製造方法により様々なタイプがあります(添加物によって物性も微妙に変わります)

製造方法は、湿式紡糸法、乾式紡糸法、溶融紡糸法があります

ポリウレタンは、伸縮性が大きく、ゴムのように5~8倍伸びますが、レギュラー糸の場合、天然ゴム糸のようなキックバックはなく、ゆるやかに縮みます

融点は、約200℃~230℃です

日本では、現在、(商標名は、ライクラ:旧商標名は、オペロン)と(商標名は、ロイカ)というポリウレタン弾性糸が数多く使用されています

ポリウレタン弾性繊維の特徴

天然ゴム糸は1本のゴム糸であるが、ポリウレタン弾性繊維は長繊維である
天然ゴム糸に比べて太さの細いものを製造できる
天然ゴム糸に比べて紫外線や熱には強く、ドライクリーニング対応である
染色が可能である(ただし、色落ちや移染に注意)
天然ゴム糸の数倍の強度がある
塩素に触れると黄変や脆化をする(長期間の紫外線照射でも黄変します)
天然・合成ゴム糸に比べて高価である
天然ゴムに比べてキックバックの力が弱い

ポリウレタン弾性繊維の用途

単独で使用せず、多くの場合(ゴム紐織ゴム編ゴムジャガード織ゴム等の平ゴムベルト)、ポリウレタンを芯にして、ナイロン、ポリエステル等の糸を巻きつけた、カバーリングヤーン(フィラメント・ツイスティッド・ヤーン、FTY)として、数%~十数%の混率で使用されます
(コアスパンヤーン:CSYや、プライヤーン:PLYとして使用する場合もあります)
コールゴム(平ゴム)丸ゴムでは、ポリウレタンは、ベア(裸:糸をカバーリングしません)で使用されます)

ポリウレタンアレルギー(スパンデックスアレルギー)についての私(越野)の見解

ポリウレタンアレルギースパンデックスアレルギー)についての記事は、こちらです

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