天然ゴム糸と合成ゴム糸等についてゴム紐の専門家が説明します。

ゴム紐の製造業界で使用するゴム糸は?

繊維製品のゴム紐の中に入れる弾性糸(ゴム糸)は、約4~7倍の全伸長が必要です。

ゴム紐の全国シェア1位の石川県かほく市にある製造業者では、大きく分けて、4つの種類のゴム糸天然ゴム糸合成ゴム糸ポリウレタン弾性糸シリコンゴム糸)を使用しています。

津田産業では、主に、天然ゴム糸ポリウレタン弾性糸を使用しています。

天然ゴム糸とは?

天然ゴム糸は、その名称から想像できるように「ゴムの木」から採取される樹液(ラテックス生ゴム)を原料としています。

ラテックス生ゴム)を加硫して、各種老化防止剤を入れて糸状にしたものが、天然ゴム糸です。

合成ゴム糸とは?

合成ゴム糸とは、石油を精製したときにできるナフサを原料として、人工的に合成されたゴム糸です。

一般的には、天然ゴム糸に合成ゴムをブレンドして合成ゴム糸を造ります。

この場合は、合成ゴムを50%以上含んでいれば、合成ゴム糸と言えます。

天然ゴム糸(NR)にニトリルゴム(NBR)やブタジエンゴム(BR)などをブレンドするようです。

合成ゴム糸は、ドライクリーニングOKとなります。

ポリウレタン弾性糸とは?

ポリウレタン弾性糸は、合成ゴムの枠の中に含まれますが、天然ゴム糸にブレンドせずに、ポリウレタン単体で使用されます。

機械的性質が優れ、特に引っ張り強さ、耐磨耗性、引き裂き強度が大きく、耐オゾン性・耐油性・耐寒性・耐熱性も良いです。

ポリウレタン弾性糸は、マルチフィラメントなので、繊維に分類されます。

シリコンゴム糸は?

シリコンゴム糸は、耐寒性と耐熱性が非常に良く、耐候性・耐オゾン性・電気絶縁性にも優れていますが、一般的に強度が低くなります。

また、非常に高価であるため、ポリウレタン弾性糸でも使用不可の高温の環境下などで使用されます。

天然ゴム糸のデメリットは?

天然ゴム糸には、次のようなデメリットがあります。

80℃以上の高温に長時間さらされると脆弱化します。
ドライクリーニングできません。
線強度が小さいため、下着用の極薄のゴム紐などに使用されにくい。
1本のゴム糸なので、ミシンで縫ったときに針で穴が開き、ゴム糸切れを起こしやすい。
吸湿性に乏しいので、梅雨時期や夏は蒸れやすく、冬の乾燥期には静電気が発生しやすい。
油によって劣化します。(耐油性の問題)
機械的強度、特に引裂強さが弱く、大きな負荷がかかる用途には適しません。(ゴム糸が太くなりすぎてしまいます。)

津田産業は、各種ゴム糸の長所・短所を理解しながら、ゴム紐を生産しています。

津田産業直販部は、お客様の要望に沿うように、品質や特徴・用途やコスト等を考慮してゴム紐製品を企画製造販売しています。

ゴム紐の事で困り事等がある場合は、何でも気軽に質問・ご相談ください。

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担当:越野 勤ゴム紐の専門家ゴム紐の先生ゴムプロgomupro

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越野勤

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    この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。