- 平ゴムとは何ですか?について説明します。
- 平ゴムの読み方は?
- 平ゴムの英語表記は?
- ゴムの英語表記は?
- ゴムの漢字表記は?
- 平ゴムとゴム紐や織ゴム、編ゴム、コールゴムの関係は?
- 平ゴムの素材・材質は?
- 平ゴムの幅・サイズは?
- 平ゴムの集合の中に織ゴム、編ゴム、コールゴムが含まれます
- 平ゴムの英語表記は?
- 平ゴムの種類について
- 平ゴムの表裏について
- 平ゴムの用途・使い道
- 平ゴムの使い方(選び方)
- 平ゴムのことなら、何でも気軽に質問・ご相談ください
- ㈲津田産業は全国シェアNo.1の「石川県かほく市」の高品質・高耐久性の平ゴムをメーカー直販にてお届けします
- 津田産業の創業88年の歴史と経験がお客様への信頼・信用の証拠です
- 津田産業は平ゴムの専門店を目指します
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平ゴムとは何ですか?について説明します。
最も簡潔な説明をするとすれば、平ゴムとは切り口の断面が平らなテープ状の平断面のゴム紐です。
平ゴムを種類分けすると、主なものには、織ゴム、編ゴム、コールゴムがあります。
平ゴムの読み方は?
読み方は、「ひらごむ」です。
断面が平たい(ひらたい)ゴムひもだから、そう呼びます。
丸断面のゴム紐は、丸ゴム(まるごむ)といいます。
石川県かほく市は、日本国内で有数の平ゴム産地です。
細幅の繊維製品であるゴム紐(ゴムひも)関連では、(検索サイト上で)一番のビッグワード(big word)は「ゴム紐(ゴムひも)」です。
ゴム紐とは、細幅の繊維製品の内、伸縮する「ゴムひも製品」と、伸縮しない「ひも製品(組紐・テープ・リボン・綾竹)」の両方を指しています。
(細幅の「ゴム」と「紐」の全ての製品を指します。)
その、伸縮する細幅の「ゴムひも製品」の中で、おおまかに大別すると、断面が平らなものを、「平ゴム」と呼び、断面が丸いものまたは、ドーナツ状(筒状・中空)のものを「丸ゴム」と呼びます。
それを表で表すと以下のようになります。
平ゴムの英語表記は?
平ゴムの英語表記は、「sewing elastic」です。
ゴムシートと区別して繊維製品の平ゴムであることを強調して、「flat bands of elastic for sewing in cuffs,etc」とも表記します。
(意味は、「袖口などの縫製用の伸びる平バンド」です。)
ゴムシートの英語表記は、「flat rubber」です。
ゴムの英語表記は?
ゴムの英語表記は、Rubber、または、Elasticです。
ゴムの漢字表記は?
ゴムの漢字表記は、「護謨」となります。
平ゴムとゴム紐や織ゴム、編ゴム、コールゴムの関係は?
上の画像は、ゴム紐(ゴムひも)の分類表です。このゴム紐(ゴムひも)の集合の内、オレンジ色の部分が平ゴムの集合です。
そして、平ゴムにも、主なものでは、織ゴム、編ゴム、コールゴムと、いろんな種類の平ゴムがあります。
平ゴムの素材・材質は?
平ゴムは、糸と弾性糸からできています。
糸の素材はポリエステル糸が圧倒的に多いです。
下着類に使用される場合はナイロン糸が使われます。
弾性糸の素材はポリウレタン弾性糸または天然ゴム糸です。
平ゴムの幅・サイズは?
平ゴムの幅・サイズについては、3ミリの細幅ゴム~300ミリくらいの幅広ゴム(広幅の平ゴム)といろいろな製品があります。
幅・サイズに関しては、だいたいこんな感じのラインナップです。
(私達生産者(ゴム紐の業界)は、10ミリ幅くらいまでを細幅、15ミリ~40ミリくらいを普通幅、50ミリ幅以上を広幅と言っています。だいたいこんな感じです。)
通常、織ゴムや編ゴムで、幅広ゴムと言われると、私達生産業者は、50ミリ幅以上のものをイメージします。(45ミリ幅というのは定番品ではあまり作らない規格です。)
(製紐業界では、狭義で、コールゴムの場合は、16コール(約12ミリ幅)以上を、幅広ゴムといいます。)
コールゴムは、3ミリ~20ミリくらいです。
編ゴムは、3ミリ~200ミリくらい。
織ゴムは、7ミリ~300ミリくらいです。
用途や使用するシーンによって、様々な種類の平ゴムを選ぶことができます)
ウエストゴム(インゴム)として使用する場合は、15ミリ~40ミリ幅程度です。
そのため、ウエストゴムとして使用されるのは、織ゴムまたは編ゴムです。
ウエストゴムとしては、パジャマゴム、エステル上タック、ポリウレタン織ゴムなどが多く使用されます。
袖口や裾に使用する場合(インゴム)は、5ミリ~8ミリ幅程度のものが多いです。
そのため袖口、裾用の使用は、コールゴムまたは編ゴムが多く使用されます。
平ゴムの集合の中に織ゴム、編ゴム、コールゴムが含まれます
まとめて、説明すると
平ゴム ⊇ 織ゴム(織りゴム)
平ゴム ⊇ 編ゴム(編みゴム)
また、
平ゴム ⊇ コールゴム となります。
これを分かりやすいように集合の説明図で描くと以下のようになります。
平ゴムの英語表記は?
平ゴムという製品名で輸出入することはありません。
織ゴム(Elastic Webbing)、編ゴム(Elastic knitting tape)、コールゴム(Elastic braidまたは、Elastic cord)の各名称で書類を作ります。
平ゴムを英語で表記すると、sewing elastic や、flat bands of elastic for sewing in cuffs,etc などとなります。
平ゴムの種類について
織ゴム(織りゴム)
上の画像は、織ゴム(織りゴム)のサンプル拡大画像です。
(織ゴムには、いくつかの織組織があります。)
そして、さらに、「平ゴム」の集合の内で、ニードル織機などの織り機で、織って生産するゴム紐を「織ゴム(織りゴム)」と言います。
織ゴムの幅は、約7ミリ~約300ミリ幅です。
経糸と規則的に配置されたDCY(ダブルカバードヤーン)を緯糸で織りあげて作られます。
編ゴム(編みゴム)
上の画像は、編ゴム(編みゴム)のサンプル拡大画像です。
また、「平ゴム」の集合の内で、ラッセリーナやコメットなどの、経編み機で、経糸を編んで生産するゴム紐を「編ゴム(編みゴム)」と言います。
編ゴムの幅は、約5ミリ~約200ミリ幅です。
編ゴムの最大の特徴は、思い切り引っ張るとガーゼのように粗い編み目となり、向こう側の景色が見えるようになるという感じで、通気性があり、速乾性があるということです。
また、表と裏の編み組織が少し違うということも特徴の1つです。
コールゴム
上の画像は、コールゴムのサンプル拡大画像です。
(約2~20ミリ幅と狭いのが特徴です。また、引っ張ると幅が狭くなります)
さらに、「平ゴム」の集合の内で、製紐機で、組み糸を組んで生産するゴム紐を「組ゴム(組みゴム)」と言いますが、あまりこの言葉は使わず、平ゴムの場合は、「コールゴム」と言い、丸ゴムは、そのまま「丸ゴム」と言います。
コールゴムの幅は、約3ミリ~約20ミリ幅です。打ち数を多くして糸と弾性糸を太くすれば、幅広の製品は作ることは可能ですが、一般的に広く使用されている機械で、最も多く作られている製品は、約6~8ミリ程度と、幅の狭いものが多く作られています。
コールゴムの最大の特徴は、経方向にゴム糸の太さの凹凸の筋があるということです。
もう1つの特徴は、思い切り引っ張ると、幅が狭くなることです。
これは、組糸が斜めにジグザグに走っているためです。
最後に、横巻平ゴムですが、めったに製品化されることはありませんが、シート状(リボン状)の1枚のプラスチック系の硬めの弾性シートにカバーリングをすれば、このような弾性のある製品を製作することは可能です。
平ゴムと丸ゴムの生産量を比較すると、圧倒的に、平ゴムの方が多く生産されています。
(私の感覚としては、9対1くらいの比率くらいではないでしょうか?)
簡単に、関係性を説明すると、大きな「ゴム紐(ゴムひも)」の集合の中に、「平ゴム」と「丸ゴム」があり、そしてその平ゴムや丸ゴムの集合の中に、作り方や、生産機械の違いで、織ゴム(織りゴム)や編ゴム(編みゴム)や組ゴム(組みゴム)があるという感じです。
そして、組ゴム(組みゴム)の内、断面が平らのものを「コールゴム」と言います。
平ゴムの表裏について
織ゴムの場合、カジュアルゴムなどの片面綾織組織のものや、袋織りの織ゴムの一部や、ジャガード織ゴムのようなロゴや柄入りの織ゴムには、表と裏の織組織が違うものがあります。
編ゴムの場合は、表と裏の組織は微妙に違います。
コールゴムの場合は、表裏に組織の違いは見られません。
平ゴムの用途・使い道
平ゴムは、表使いとインゴムとして生地に包んで使用する場合の2つあります。
表使いとしては、ウエストベルト、サスペンダー、マスクゴム、ブックバンド、ランチベルトなどの用途(使い道)があります。
インゴムとしては、スポーツウエアや下着、パジャマなどのウエストでの総使いの平ゴムや、洋服の袖口や裾でのリングの平ゴムがあります。
最後に、平ゴム(織ゴム、編ゴム)には、用途・使い道によって、名前が付いているものもあります。
「メンズトランクスゴム」や「マスクゴム」、「パジャマゴム」、「ウエストゴム」、「ボクサーパンツ用織ゴム」、「甲ゴム」などがそうです。
平ゴムの使い方(選び方)
平ゴムは、表使いをする場合と、インゴムとして生地に包まれていて外から見えない場合の2つあります。
表使いのウエストベルトやサスペンダーなどに使用されるのは織ゴムです。
インゴムとして使用する場合は、ウエストゴムの場合は、織ゴムや編ゴムが多いです。
裾や袖口に使用されるのは、編ゴムやコールゴムが多いです。
ゴム紐(ゴムひも)や平ゴム、織ゴム(織りゴム)、編ゴム(編みゴム)、組ゴム(組みゴム)、コールゴム、ゴムテープのことなら、専門家の(有)津田産業 直販部(屋号 TSUDATEX)に何でも気軽にご相談ください。
お待ちしています。
幅や伸び、パワーだけでなく、カラーや用途・使い道を教えていただければお客様に最適の平ゴムをご提案いたします。
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この記事は、㈲津田産業直販部社員で、セミリタイアおじさんの越野勤が書きました。
越野勤(こしのつとむ)は、石川県かほく市にある1935年創業で88年の歴史のゴム紐製造販売の有限会社津田産業直販部(かほく支店)の営業部長・問合せ担当で、サイト運営者・著者・ゴム紐の権威、専門家・ゴムプロ:gomuproです。
年齢は66才です。(2024年現在)
1980年に信州大学繊維学部繊維工学科卒業で、大学時代の4年間は、糸や繊維、ゴム紐、織物・編物・製紐・染色・プリントの勉強をしました。広幅織物製造工場で、撚糸、整経、製織等。細幅織ゴム、編ゴム製造工場でカバーリング、生産、染色、品質管理、生産管理、在庫管理の作業等。製紐工場で製紐を学び、営業、インターネット販売をするなど、約55年間ずっと、繊維業界で企画・製造・販売・マーケティング(販促)の仕事を経験してきました。
現在、㈲津田産業直販部でゴム紐の企画、製造販売、マーケティングを担当しています。(約5年間)
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