絹繊維 silk についての説明


(きぬ:silk)は、蚕(かいこ)の繭からとった天然繊維であり、動物繊維です。独特の光沢を持ち、古来より珍重されてきました。蚕が体内で作り出すたんぱく質・フィブロインを主成分とするが、1個の繭から約800 – 1,200メートルとれるため、天然繊維の中では唯一の長繊維(フィラメント糸)です。1本の糸の太さ(繊度)は、約2デニールです。絹織物などに用います。断面は、フィブロインの三角形が2つ並んだ形となりこの天然の異形糸の形状により独特の光沢が生まれます。フィブロインは、α-アミノ酸がペプチド結合(-NH-CO-)をして,分子量は大きく分子配向度、結晶性とも良好です。

蚕の繭(まゆ)を製糸し、引き出した極細の繭糸を数本揃えて繰糸の状態にしたままの絹糸を生糸(きいと)というが、これに対して生糸をアルカリ性の薬品(石鹸・灰汁・ソーダなど)で精練してセリシンというたんぱく質である膠質成分を取り除き、光沢や柔軟さを富ませた絹糸を練糸と呼びます。

 

特長

軽くて丈夫である。引っ張り強さに優れている。
真珠のような独特の光沢がある。
適度な吸湿性・通気性・保温性がある
静電気が起きにくい
紫外線をカットする
家庭での洗濯が困難(水に弱いため)
汗によりしみになりやすい
変色しやすい
虫に食われやすい
直射日光で黄変する
値段が高い

用途

着物
フォーマルドレス
ブラウス・下着
スカーフ